単語カード学習と間隔反復(忘却曲線)の仕組み
単語帳を何周も眺めたのに、実際のリーディングやリスニングになると出てこない——その原因の多くは、文字面だけを見て「わかった気になる」受け身の暗記にあります。単語猫では、1画面でのイメージ理解・3方向の思い出しテスト・日をまたぐ間隔反復の3ステップで、使える記憶へと定着させます。
1. まず1画面の単語カードでイメージをつかむ
新しい単語が登場したとき、表と裏を何度もめくる必要がないよう、5つの手がかりを1つの画面にまとめて表示します。
- オリジナル水彩イラスト:抽象的な意味や類義語の違いを、具体的な場面として視覚化します(たとえば最上段の棚から見下ろすロシアンブルーの Sora で
aloofの距離感を表すなど。詳しくは『例文と水彩イラストで身につく英単語の覚え方』をご覧ください)。 - 発音記号とクリアな音声:スピーカーアイコンをタップするといつでも発音を確認でき、音とつづりを結びつけます。
- 品詞とわかりやすい 핵심意味:辞書のような細かい語義の羅列を避け、まず押さえるべき中心的な意味を提示します。
- 自然な例文:前置詞の組み合わせや文脈での使われ方をそのまま確認できます。
- 「知っている」スキップ機能:すでに十分知っている単語は、その場でスキップできます。基礎練習を省略し、本当に定着しているかを確かめるため**3日後(
+3日)**に確認テストを行います。
単語、発音、意味、例文、水彩イラストを1画面で確認でき、視線を迷わせません。
2. 4語ずつの小グループと3方向の復習テスト
新しい単語は4語ずつの小グループで学びます。カードを確認したあと、次の3つの角度から思い出す練習(アクティブリコール)を行います。
| 出題形式 | 内容 | どんな弱点を防ぐか |
|---|---|---|
意味の確認(meaning) |
単語から意味を選ぶ/意味や文脈から正しい単語を選ぶ | 長文を読むときに意味がすぐ浮かばない、似た単語と混同する悩みを防ぎます |
音声からの聞き取り(listening) |
スペルの表示を隠し、発音音声だけを聞いて単語・意味を判断する | 「文字で見ればわかるのに、耳で聞くとわからない」リスニングの弱点を解消します |
スペルの組み立て(spelling) |
意味と音声を手がかりに正しいつづりを入力する(ヒント表示も可能) | ライティングで「つづりが曖昧で書けない」うろ覚えを防ぎます |
3. 1 → 3 → 7 → 14 → 30日の復習ステップと4つのルール
その場しのぎの丸暗記を防ぐため、単語猫の復習スケジュールには4つのルールが組み込まれています。
- 5段階の復習間隔(
1 → 3 → 7 → 14 → 30日):初めて学んだ単語は1日後に最初の復習に入り、ヒントなしで正解するたびに次回までの間隔が3日、7日、14日、30日へと広がります。30日ステップをクリアすると**「習得済み」**になります。 - 日をまたぐ昇格ルール(24時間以上):次のステップへ進むのは、前回の復習から実際の学習日をまたぎ(24時間以上経過)、かつヒントなしで正解したときだけです。同じ日に何度も解き直しても、ステップの飛び級やコインの重複獲得は起きません。
- 間違い・ヒント使用時の再出題(2問以上の間隔):復習で間違えたりヒントを見たりした単語は、すぐ次の問題では出題されず、他の単語の問題を2問以上挟んでからもう一度出題されます。また復習ステップは**
+1日(翌日復習)**に戻ります。 - 復習雪崩(山積み)の防止:忙しい日が続いて数日ぶりにアプリを開いても、1日の復習上限に沿って少しずつ出題されるため、何百問もの復習カードに押しつぶされる心配はありません。
今日の学習を終えると、学んだ新出単語数、正答率、単語帳の進捗、獲得したコインがまとめて表示されます。
4. 学習記録の確認と状態の切り替え
「学習記録」タブでは、単語帳内のすべての単語を4つの状態でいつでも一覧できます。
- 未学習:これから学ぶ予定の単語
- 学習中:
1 → 3 → 7 → 14日の復習サイクルを回っている単語 - 習得済み:30日ステップまで到達し定着した単語
- 間違い:直近のテストで間違え、重点的に復習したい単語
状態別に単語を絞り込めるほか、誤って「知っている」にした単語の状態を手動で戻すこともできます。
