単語猫 · 忘却曲線と間隔反復

1・3・7・14・30日の忘却曲線(間隔反復)復習ルール

新出単語・既知の単語・間違えた単語を、認知科学のルールに沿って自動でスケジューリングします。

月曜日の朝、通勤電車の中で新しい英単語を5回連続で練習し、毎回スラスラ正解できて「よし、この単語はもう覚えた」とアプリを閉じる。ところが木曜日に模試の長文を解いてみると、第2段落の先頭にまさにその単語が並んでいるのに、意味がまったく出てこない——英単語を勉強していると、誰もが一度はこんなもどかしさに出会います。

同じ日のうちに同じ単語を5回繰り返しても、そこで使われているのは数十秒〜数分しか保たない「短期のワーキングメモリ(作業記憶)」だけです。カフェのレシートに印字された受け取り番号を見て、商品を受け取るまでの数分間だけ覚えているのと同じで、一晩眠ると消えてしまいます。さらに多くのアプリでは、間違えた問題のすぐ次の画面で同じ問題をそのまま出し直すため、記憶を引き出したのではなく「2秒前に見た画面の残像」で正解してしまっています。

短期の残像を長期の記憶に変えるしくみ

数か月後の試験会場や論文読解でも使える記憶にするために、単語猫(Mocavoca)では 1 → 3 → 7 → 14 → 30日 の忘却曲線(間隔反復)スケジュールを組む際、短期記憶による抜け道をふさぐルールを設けています。

もっとも大切なのが、「一晩越えていなければステップを進めない」というカレンダー境界のルールです。同じ日のうちに同じ単語を3回練習してすべて正解しても、復習ステップが1日で2段階ジャンプすることはありません。夜23時55分に覚えた単語を、日付が変わった0時05分にすぐ復習しても、練習記録は残りますがステップの飛び級は起きないようになっています。しっかり一晩眠り、実際のカレンダー上で1日(24時間以上)が経過したあとで、ヒントを開かずに自力で正解したときだけ、1日後・3日後・7日後・14日後・30日後へと1段ずつ進みます。

また、4語ずつの小グループ練習では、意味選択(meaning)、文字を見ない音声リスニング(listening)、スペル入力(spelling)の3方向から記憶を確かめます。どれか1つでも間違えるか、文字ヒントを開いた場合は、すぐ次の画面では出し直しません。必ず別の単語の問題を2問以上挟んで、直前の視覚的な残像が消えてからもう一度出題し、長期の復習間隔も「明日(+1日)」へ戻します。

一方で、すでに知っている基礎単語に時間を奪われない工夫も入っています。TOEICやIELTSの単語帳をめくっていて「発音も意味もすでに完璧だ」という単語に出会ったら、カード画面の「既知」をタップするだけで初日の練習をスキップし、3日後の確認テストへ直行できます。

場面復習ステップクリア条件次回の出題
新出単語の初回0 → 1意味・音声・スペル3問正解1日後(+2コイン)
前から知っているステップ1へ直行カードで「前から知っている」を選択3日後に確認
日またぎ復習正解1 → 3 → 7 → 14 → 30日24時間以上経過+ノーヒント正解次の段へ(30日で習得済み)
同日の再練習ステップ維持同じ日に再度正解昇格なし・重複コインなし
ミス・ヒント使用ステップ0へ戻る不正解またはヒント表示別単語2問以上の後に再出題、1日後へ
単語猫(Mocavoca)の単語帳画面:すべて・習得済み・学習中・未学習・間違えた単語の状態を表示
「単語帳」画面では、語彙が「すべて・習得済み・学習中・未学習・間違えた単語」に分けて表示され、定着度と復習状況が一目でわかります。

10日目以降も「毎日15分」でパンクしないペースの作り方

今日覚えた新しい単語は、1日後・3日後・7日後・14日後・30日後に再びあなたの元へ戻ってきます。つまり学習を始めて10日目あたりになると、「1日前・3日前・7日前に覚えた単語の復習」が同じ日に重なり、1日の合計単語数(新出+復習)は「1日の新出単語数の約3倍」で安定します。

初日にやる気を出して「1日50語」に設定してしまうと、10日目には復習だけで150語を超えてしまい、まず続きません。最初は「1日8語」または「12語」から始めるのが鉄則です。このペースなら、復習が重なる2週目以降も合計24〜36語(通勤電車の12〜15分)で気持ちよく終わります。毎日アプリを開いたら、ホーム画面の「今日のプラン」に沿って、まず期限到来の復習を片付けてから新出単語へ進みましょう。

もし残業や試験期間で数日休んでしまっても、1日の復習上限があなたを守ります。復習が少し重く感じる日は、設定画面で新出単語の数を3〜4日間だけ最小の「5語」に下げれば、1日10分以内で無理なく山場を越えられます。

単語猫(Mocavoca)の学習設定画面:1日の新出単語数を5・8・12語から選択可能
1日の新出単語を8語または12語に設定しておけば、復習が重なる10日目以降も毎日15分前後で無理なく続けられます。
今日の復習と新出単語をすべて終えると、完了画面で看板猫のMochiが拍手でお祝いし、今日のごはんを受け取れます。

単語猫で無理のない1・3・7・14・30日復習を始める

単語帳ごとに「未学習・学習中・復習待ち・習得済み」の記録を独立保存。TOEIC・学術英語(NAWL)・IELTS・日本語N5を自由に切り替えられます。

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よくある質問

なぜ同じ日に何度も正解しても、一気に「習得済み(30日)」にならないのですか?

1日のうちに何回も正解できるのは、数分間だけ保つ「ワーキングメモリ」に単語が残っているからです。一晩眠ったあとも自力で思い出せるかどうかを確かめるため、単語猫ではステップの昇格に「24時間以上の経過(別の日であること)」を必須条件としています。

間違えた問題がすぐ次に出ず、2問以上あとに出るのはなぜですか?

直前に見た答えの視覚的な残像で正解するのを防ぐためです(インターリーブ検索)。別の単語の問題を最低2問挟んで短期記憶を一度クリアしてからもう一度自力で思い出すことで、記憶の引き出しルートが強く作られます。

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英単語アプリの選び方(Anki・Quizlet・単語猫の比較)、TOEIC頻出1,249語プレビュー、NAWL学術英単語953語、日本語N5入門セレクション、またはブログ記事『覚えた英単語をすぐ忘れる理由と対策』もあわせてご覧ください。